古いお米を美味しく食べるコツ

日本人の食生活に欠かせないものといえば、お米が挙げられますよね。
炊飯器で炊き上がったばかりのお米は、とても美味しいものです。
しかし、購入してから年月が経ってしまった古米は、炊き上がった際に独特の臭気がして味が格段に落ちてしまいます。
また、古米は新米よりも水分量が少ないことから、パサつきやすいともいえます。
このような古米を美味しく食べるためには、炊飯器のスイッチを入れる前に氷を数個入れると良いです。
氷を入れておくことで吸水速度がゆっくりになることから、お米がふっくらと炊き上がります。
そのため、パサつくこともなく、粘りのあるお米の味を堪能できます。
また別の方法として、炊飯器で炊く前に大根のおろし汁を加えるという方法もあるのをご存知でしょうか。
分量については、お米を2合炊く場合は大根おろしの汁大さじ1を炊飯器に加えます。
また、お米を4合炊くならば大根おろしの汁を大さじ2ほど入れ、少しかき混ぜてから、いつものように普通に炊いていくだけです。
大根おろしの汁を入れることでなぜ美味しくなるかというと、大根おろしには「アミラーゼ」という酵素がたっぷりと含まれているからです。
アミラーゼには、お米のでんぷんを分解して糖に換えてくれる作用があります。
また、お米の芯まできちんと水が吸収されて炊き上がるため、お米の甘みや旨味を十分に堪能できるというわけです。
どちらの方法も簡単にできるので、古いお米があれば試してみると良いでしょう。